同居されている親御さんの物忘れが進んでくると、介護者の方が仕事に行っている間に心配事が起こります。
水道の止め忘れ、火の消し忘れや転倒は深刻な事態を引き起こします。
そこまでではなくとも、「昼食を用意していったのだけれど、手付かずだった」など、時間の感覚がなくなってしまい、昼食を食べることや水分摂取を忘れてしまう。誰かがいて、「ご飯だよ」と声を掛ければ問題ないことなのですが。
また自宅での入浴介助は、介護者にとって負担の大きい介護の一つです。
それらの問題を解決するために、一日型のデイサービスをご利用される方が多くいらっしゃいます。
仕事と介護の両立のために欠かせない、介護保険サービスのひとつです。
要介護度や他のサービスの利用がない場合は、月曜日から金曜日デイサービスを利用するケースもあります。
ご本人も気に入ってくださって、「一人で家にいるよりいいわ!」と仰ってくださると良いのですが、
一定数「デイサービスが合わない」方がいらっしゃるのも事実です。
日中一人で過ごす不安の解消だけでなく、認知症の進行予防や運動量の確保のために、「デイサービスに行った方が良い!」と
介護者の方は強くプッシュされるのですが、ご本人が断固拒否!ということも珍しくありません。
若い頃から趣味のグループや町内会活動に参加していた方ならともかく、
もともと一人で趣味を楽しんだり、インドア派であった人には、やはりデイサービスは向かないと思います。
これまでの生活歴に合わないことを、歳を取ってから強いるのも無理があり・・・。
その場合は、ヘルパーさんや訪問のリハビリを利用されることをお勧めします。
人の中で過ごすストレスを避けて、特定のスタッフとの人間関係をまず築くことが第一歩です。
またデイサービスのように長時間の見守りは行えませんが、介護者の方がお勤めから戻るまでの間に訪問する人がいれば、
転倒時の発見など早めに対処ができます。
自分の親の性格は案外わからないものですが、「若い頃はどうだったかな・・・」と振り返ってみてもらえるとヒントがあります。
逆にお子さんから「うちの母は絶対に好きではないと思います」と言われつつ、週1回からデイサービスに行き始めた方が、
意外にも楽しまれて週3回通うようになるということもありました。
ご本人が激しく嫌がられるのでなければ、まず週1回から始めてみるのも良いと思います。
その辺の温度感をデイサービスのスタッフとも共有しておくと、上手くいくこともありますよ。
